(1)左利き野球に取り組む上でのポジション適正を解説します!
(2)左投げの選手の適正が高いのは「投手」「一塁手」「外野手」
(2-1)投手
(2-2)一塁手
(2-3)外野手
(3)左投げの選手は「捕手」「内野手」の適正が低い
(3-1)捕手
(3-2)二塁手/三塁手/遊撃手
(4)左利きの長所を大事にしながら野球を楽しもう!
(1)左利き野球に取り組む上でのポジション適正を解説します!
野球に取り組む上でポジションと利き手の噛み合いは非常に重要です。特に左利きの選手なら一層…!そこで本日は左利きが野球に取り組む上で向いているポジション適正を解説します。
(2)左投げの選手の適正が高いのは「投手」「一塁手」「外野手」
(2-1)投手
適正度☆☆☆☆☆
左利きが野球に取り組む上で、まずはじめにすすめられるのが投手です。理由としては左投げの投手の絶対数が少ないからです。右投げと異なる独特の球筋は、体感的には10km速く感じると言われています。
左投げの投手は「右投げ左打ち」、いわゆる「作られた左打者」に対しての天敵となることができます。左投げの絶対数の少なさからくる対戦経験の少なさは勿論、リリースポイントの見えづらさ加わります。これが非常に打ちづらい…!出塁に優れた「右投げ左打ち」に対して、左投手は優位に対戦を進めることができるのです。
余談ではありますが江夏豊さん、杉内俊哉投手のように本当は右利きだけど、左投げに矯正した例もあります。
代表的な投手:菊池雄星
(2-2)一塁手
適正度☆☆☆☆★
投手に続いて適性が高いポジションが一塁手です。左利きの一塁手の場合、半歩速く送球ができるため3-6-3の併殺を行いやすいです。また牽制の際、左利きのほうがランナーをタッチしやすいです。
代表的な一塁手:T岡田
(2-3)外野手
適正度☆☆☆★★
外野守備において、利き手による向き不向きはほとんどないので左利きでも取り組みやすいです。特に右翼手だと身体の向きが自然とセカンド方向に向いているので、左利きの選手が配置されることがあります。投手がダメだった場合はこの外野手、もしくは一塁手にコンバートされるケースが非常に多いです。
代表的な外野手:大島洋平
(3)左投げの選手は「捕手」「内野手」の適正が低い
(3-1)捕手
適正度☆☆★★★
盗塁阻止の際に投げにくいため、左投げには不利なポジションです。盗塁阻止の際にキャッチャーが送球するのは二塁、もしくは三塁。その際に二塁への送球が問題なかったとしても、三塁への送球の際は身体を回転させる必要があるのでロスが発生します。
(3-2)二塁手/三塁手/遊撃手
適正度☆☆★★★
一塁への送球の関係で二塁手/三塁手/遊撃手も、左投げきが取り組む上では不利なポジションです。右投げであれば内野にきた球を捕球した姿勢のまま、重心移動をしながらスムーズに一塁に送球することができます。しかし左投げの場合、一度、身体を外野側に向けて開いてからでなければ送球ができないためにロスが生まれてしまいます。少年野球・草野球なら気にならないでしょうが、プロ野球では一瞬のプレーの差が試合結果に反映されてしまいます。
(4)左利きの長所を大事にしながら野球を楽しもう!
野球に取り組む際にポジション選択は非常に重要です。独特な長所をもつ左利きは一層、ポジション選択の重要度が増します。指導者と相談しながら左利きの長所を伸ばしながら、野球を楽しんでください。