バッティンググローブをはじめ、野球で使う手袋を解説




野球で使われる手袋は複数種類あることを皆様、ご存知でしょうか?バッターが打撃用のバッティンググローブを使うのは広く知られているでしょうが守備用、走塁用も存在します。これら3種類のグローブは目的・用途にあわせて使い分けます。

(1)怪我予防のため、より良い結果のために使うバッティンググローブ
(1-1)バッティンググローブの素材は2種類
(1-2)バッティンググローブを長持ちさせる方法
(1-3)バッティンググローブの色に注意
(2)グローブとの一体感を高める守備用手袋
(3)怪我予防のために走塁用手袋
(4)野球で使う手袋を上手につかいこなすためには?
(4-1)自分の手の大きさにあった手袋を購入する
(4-2)購入前にかならず試着する
(4-3)自分だけの使い方を構築していく

(1)怪我予防のため、より良い結果のために使うバッティンググローブ

プロ野球選手、アマチュア問わずほぼ100%の選手が打席に入る際に打撃用のバッティンググローブを装着します。打撃は非常に繊細で、僅かな握り心地や手滑りの変化でも想像以上に悪い影響が出てしまいます。バッティンググローブを使えば常にしっかりと握ることができるので、安定した結果を求めることができます。

(1-1)バッティンググローブの素材は2種類

打撃に使われるバッティンググローブの素材は大きく分けて2種類用意されています。天然本革と、合成皮革の2種類でそれぞれの特徴を解説します。

☆天然本革の特徴
・よく手に馴染み、まるで素手で握っているかのような感触
・洗濯は基本的にできない
・値段が高い

☆合成皮革の特徴
・とても丈夫。水にも強いので悪天候の日も安心して使える
・洗濯ができるので汚れても安心
・安価でお財布に優しい

(1-2)バッティンググローブを長持ちさせる方法

練習時は合成皮革、本番の試合では天然本革と使い分ければバッティンググローブを長持ちさせることができます。常に天然本革を使うのが本当なら良いのですが、経済事情を考慮するとプロ野球選手でないと難しいのではないでしょうか。

(1-3)バッティンググローブの色に注意

所属するリーグ、チーム、団体によって用具の規格・規制が設けられている場合があるので、必ず指導者に確認を取りましょう。高校野球を例にすると「手袋の色は白、もしくは黒」「商標は手袋と同色のものを表面の一箇所のみに表示する。商標の大きさは7平方センチ以下」などと規格が設けられています。せっかく購入したのに本番の試合で使えないのは非常に残念なことなので確認を徹底してください。

(2)グローブとの一体感を高める守備用手袋

守備用手袋を装着すれば、グローブとの一体感を高めることができます。安定した捕球のためには、手とグローブの一体感は必要不可欠です。また捕球の際の衝撃緩和の効果もあるので硬球を扱う際、特に冬場には助かります。

中には敢えて守備用手袋を装着しない選手もいます。守備用手袋を装着すると一体感を作り出すことができますが、素手で捕球するような感触が無くなってしまいます。素手で捕球するような感覚を好む選手は守備用手袋無しで試合に挑みます。

(3)怪我予防のために走塁用手袋

走塁用手袋は出塁した際の怪我予防のために使われます。出塁した際にスライディングや、牽制からの帰塁の際のクロスプレーで手を踏まれてしまうと大怪我に繋がります。その点、走塁用手袋は手のひらと甲に硬い補強パットが搭載されているので安全です。

(4)野球で使う手袋を上手につかいこなすためには?

(4-1)自分の手の大きさにあった手袋を購入する

野球用の手袋の効果をしっかりと得るために自分の手の大きさにあったものを購入しましょう。サイズの目安ですが「Sサイズ=22〜23cm」「Mサイズ=23〜25cm」「Lサイズ= 26〜27cm」となっています。

(4-2)購入前にかならず試着する

気になった野球用の手袋を購入するまえに必ず試着しましょう。微妙なサイズの感覚の違いもあるでしょうし、装着感が想像より良くない場合もあります。野球用の手袋はミズノ、アシックス、久保田スラッガー、美津和タイガーと様々なメーカーから発売されているので自分に合うものを選びましょう。

(4-3)自分だけの使い方を構築していく

選手によっては打撃用手袋をそのまま走塁用として使う場合もあります。使い方は十人十色なので、自分だけの使い方を作り上げていきましょう。