逃すのはもったいない!ゴールデンエイジの正しい知識って?




こんばんわ。加藤幹典です。

皆さん、 「ゴールデンエイジ」という言葉は聞いたことあるでしょうか?人生に一度しか訪れないゴールデンエイジ。こちらは個人差はありますが、3歳~13歳と言われており、その中でも特に9歳~12歳の時間はとても重要だと言われています。
物事の吸収が早く、出来なかったことが短時間でできるようになるため、動きの習得にとても適した時期でもあります。
この時期に身体の動かし方や、動作の基本を徹底して覚えることで、運動機能の土台を作ることができます。
この間の成長率は今後の人生も含めて一番高いと言われています
個人的には野球の動作に限らず、走り方や蹴り方、泳ぎ方など色んな動きを挑戦していただきたいですね。
色んな刺激を与えることによって、運動能力の向上に繋がるので、私たちが想像する以上にドンドン上手くなります。

こういった情報はスキャモンの発育曲線がよく使われます。


↑スキャモンの発育曲線

スキャモンの発育曲線の解説

・神経系の発達は5歳までに80%に達し、12歳までにほぼ100%になります。
・神経系の発達は1度その回路が形成されると、失われることがほとんどありません。
・この時期に神経系に色んな刺激を与えることで、多様な神経回路が形成されるとされ、とても大切です。

大事なポイント

①ゴールデンエイジは一生に一度だけ訪れる期間で、ここで教わったこと、学んだことはすぐに身体で表現出来てしまう特別な期間です。

②しかし、これには前提があり、ゴールデンエイジを迎えるまでに、色んな運動を経験しなければいけない。(ゴールデンエイジは神経回路を形成している場合にしか現れない)

③そのため、1つのスポーツで同じ動きを繰り返すよりは、様々なスポーツを経験し、脳にあらゆる動きをインプットし、身体に覚えさせることがとても重要になります。

ここの3つが大きなポイントで、ここをしっかりと理解しないと、間違った理解となってしまいます。ゴールデンエイジに運動をさせればそれでいいのではなく、訪れるまでにいかにあらゆる動きを身体に覚えさせれるか、ここが重要となっていますので是非覚えてください。

しかしこの時期のお子さまは、好き嫌いがはっきりしてますよね(苦笑)
楽しいことは時間を忘れて続けるのに、飽きてしまうとすぐに態度に出て…
そのため、この時期は本人が夢中になり、「楽しい」と思えることが重要です。スポーツだけでなく、かけっこやなわとび、などジャンルに問わずいろんなことに取り組むことで本人が「知らないうちに」上手くなります。

正しい知識を得ることはとても重要ですので、是非参考にしてください。