野球選手が意識するべき食事について




良いプレーをするためにも、そして上達するためにも野球選手は食事を意識する必要があります。実際、プロ野球の世界では食事への意識が年々と高まりつつあり、「食事で身体を作る」ということが重要視されています。闇雲に食事するだけでは身体に悪影響がでる場合も…!何故、食事を意識する必要があるか解説していきます。

(1) 野球選手にとって食事は重要
(1-1)身体を動かすエネルギーになる炭水化物
(1-2)筋肉の材料になるタンパク質
(1-3)ジャンクフードは控えたほうが良い
(2)野球選手の食事には家族・チームのサポートが不可欠
(2-1)栄養の知識の豊富さは、野球の上達に直結
(2-2)確かな栄養知識で野球選手たちを支える妻
(3)食事で試合に向けてコンディションを整える
(3-1)適正値を維持することでパフォーマンスの質を高める
(3-2)試合当日にパフォーマンスを向上させる食事調整法も!
(4)まとめ

(1)野球選手にとって食事は重要

(1-1)身体を動かすエネルギーになる炭水化物

野球をプレーするため、まずは身体が動かなくては意味がありません。そのためのエネルギーを、米・麺などに含まれる炭水化物から摂取する必要があります。特に野球は1試合あたりで、大量のエネルギーが必要となります。

(1-2)筋肉の材料になるタンパク質

野球選手が試合で良いパフォーマンスを発揮するためには、筋肉が重要です。その筋肉を増やすための材料が、肉・魚から摂取できるタンパク質が必要です。プロテインを活用して効率よくタンパク質を摂取するのも選択肢の一つです。

(1-3)ジャンクフードは控えたほうが良い

ハンバーガー、スナック菓子といったジャンクフードを野球選手が摂取するのは控えたほうがいいでしょう。これらは栄養のバランスを著しく欠いてますので、必要な栄養素を効率よく摂取できなくなる可能性が高いです。

(2)野球選手の食事には家族・チームのサポートが不可欠

(2-1)栄養の知識の豊富さは、野球の上達に直結

もしもアナタが野球少年のご両親で、確かな栄養知識を持っていれば、お子さんの野球上達を手助けすることができます。お子さんが優れたパフォーマンスを発揮するため、栄養のバランスが取れた食事を作れます。外食の際にも、お子さんに栄養を意識した食事メニューを選ぶ方法を教えることができます。

(2-2)確かな栄養知識で野球選手たちを支える妻

家族が野球選手を支える良い事例をご紹介します。現在、ニューヨーク・ヤンキースで大活躍中の田中将大選手は、妻である里田まいさんから栄養面のサポートを受けています。里田さんは結婚後、田中選手を支えるためにアスリートフードマイスターの資格を取得して栄養に関する知識を高めました。田中選手がMLBでも毎年安定した成績を残せているのは、里田さんの献身的なサポートが要因の一つであることは間違いないでしょう。

(3)食事で試合に向けてコンディションを整える

(3-1)適正値を維持することでパフォーマンスの質を高める

試合で優れたプレーをするためには体重、体脂肪率を適正値で維持することが必要です。一般的には、体重(kg)÷身長(m)÷身長という計算式で算出することができる肥満度を示す体格指数のBMIが22になる体重が、適正体重と言われています。また野球選手の体脂肪率は、12%~15%程度が適切な数字とされています。

(3-2)試合当日にパフォーマンスを向上させる食事調整法も!

試合当日のパフォーマンスを高める食事調整法も存在します。試合の約一週間前から運動量を減らし、グリコーゲンの消費を抑えます。そして試合3日前から大量の炭水化物を摂取することで、試合当日に使えるエネルギー量を増大させて良いパフォーマンスを続けることができる時間を延長させることができます。これはカーボローディングと呼ばれる手法です。

(4)まとめ

プロ、アマチュア問わず野球選手にとって食事は身体のコンディションを整えるために必要です。日頃から栄養を意識して、食事をすることで、毎日の充実度が良い方向に変わっていくでしょう。