ティーバッティングで使う特殊なボールを紹介




ティーバッティングで使う特殊なボールを紹介します。打撃練習のためにティーバッティングを行うチームは沢山、存在するかと思います。本日は通常の野球の球以外に使われる特殊なボールについてそれぞれの効果と共に解説します。

(1)ティーバッティングで自分のフォームを作る。修正する。
(2)飛距離アップが狙えるソフトボール
(3)ミート力を鍛えるゴルフボール
(4)ミート力、変化球への対応に効果的なシャトル

(1)ティーバッティングで自分のフォームを作る。修正する。

ご存知かとは思いますがティーバッティングとはボールを腰の高さくらいの球座(ティー)に置いたボールを打つ、もしくは斜め前から軽く投げられたボールを打つ練習ですティーバッティングを重ねることで自身のバッティングの基礎を作り出すことができます。繰り返しティーバッティングを重ねることがで自分のフォームをしっかりと固めることできて、実戦でも自分のタイミングで打てるようになります。特に自分のフォームが定まらなかったり、打席毎にバラバラな場合に効果的な練習です。

またティーバッティングは自分のバッティングが崩れたしまった時に修正させることができます。打つポイントやフォームは季節・体調の変化、試合でのピッチャーとの対戦によって徐々に変わっていきます。そのような時にはティーバッティングを行うことで正しい自分のスイングを思い出すことができます。プロ野球選手はさらなる効果を求めるために特殊な球を活用する場合があります。

(2)飛距離アップが狙えるソフトボール

通常の野球の球より重く大きいソフトボールを使ってティーバッティングを行うと、飛距離アップを期待することができます。強い球を遠くに飛ばすには後ろの手でしっかりと押し込む感覚が重要です。ソフトボールは通常の野球の球より重く大きいので、しっかりと後ろの手で押し込まないと強い打球が打つことができないので飛距離アップを狙うための練習に最適なのです。実際、プロ野球チームのソフトバンクホークスは2010年から、MLBで活躍する大谷翔平選手は2015年から、読売ジャイアンツの阿部慎之助選手は2016年から練習に取り入れて活用しています。

(3)ミート力を鍛えるゴルフボール

ゴルフボールを使ってティーバッティングを行うと、ミート力を鍛えることができます。ゴルフボールは当然ですが、野球で使う球より小さいです。小さいゴルフボールをきちんとバットの芯でミートするのは難しいですし、できるようになれば自ずと実際の試合でのミート力アップを期待することができます。阪神タイガースは2011年の春のキャンプでゴルフボールではありませんが、同じ大きさのプリウレタンの球を使ってティーバッティングを行いました。

(4)ミート力、変化球への対応に効果的なシャトル

バトミントンで使われるシャトルを使ってティーバッティングを行うと、ミート力と変化球への対応能力を向上させることができます。シャトルはきちんとミートしなければ前に飛びません。また投げられたシャトルは不規則な動きをしながら落下するので変化球へ対応するための動体視力を養うことができます。

トリプルスリーを3度達成した山田哲人選手、日米で素晴らしい結果を残した井口資仁監督らは少年時代にシャトルでティーバッティングを行っていたとのことです。

またシャトルを使ったティーバッティングは一般家庭でも取り組みやすいです。シャトルはあまり飛ばないので広いスペースは必要ありません。シャトルが何かに打つかっても破損する可能性は低いためフルスイングができます。またシャトルはストライクを投げやすいので、ご両親が野球経験がなくても手伝いやすいです。